2018年9月8日土曜日

【CCSの史料】苫小牧で「観測井の掘削」始まる(2013年)

【二酸化炭素の回収・地下貯留技術】
苫小牧で観測井の掘削始まる(2013年)。 



☆苫小牧で観測井の掘削始まる 日本CCS調査
(苫小牧民報。2013年1月9日)

https://web.archive.org/web/20130206025211/http://www.tomamin.co.jp/2013t/t13010904.html

苫小牧沖で国内初の実証試験が行われる二酸化炭素(Co2)の回収・地下貯留技術「CCS」で、経済産業省の委託を受けた日本CCS調査(東京)がCo2を封じ込める地層の状態を観測する井戸の掘削を始めた。実証試験の設備を建設する工事は今回が初めて。

観測井は出光興産北海道製油所(苫小牧市真砂町)近くの国有地に設ける。昨年11月に敷地造成が始まり、7日から掘削が本格化した。2月末までに深度約1200メートルの穴を垂直に掘る。




《おまけ》

☆地下水くみ上げがスペイン地震に 英科学誌、地盤沈下でゆがみ
(2012年10月22日の共同通信)

https://web.archive.org/web/20130616012627/http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102101001802.html

昨年5月にスペイン南東部の地方都市ロルカを中心に大きな被害が出たマグニチュード(M)5・1の地震は、長年の地下水くみ上げに伴う地盤沈下が引き起こした可能性が高いとする研究結果を、カナダやスペインのチームが22日付の英科学誌に発表した。

この地震は深さ2~4キロと非常に浅い場所で断層が動いて被害が拡大した。チームはコンピューター解析で、局地的な地盤沈下によって地殻に異常なゆがみが生じていたことを確かめた。

高圧の水を地中に送る新型天然ガス「シェールガス」の採掘や二酸化炭素(CO2)を地中に貯留する手法など、新技術にも警鐘を鳴らす内容。




☆米オハイオの連続地震、天然ガス採掘が原因か
(2012年1月6日のAFP通信)

http://www.afpbb.com/articles/-/2848844?pid=8252788

米オハイオ(Ohio)州で最近起こっている小規模な連続地震の原因は、「水圧破砕法」と呼ばれる天然ガス採掘の方法に原因がある可能性が浮上し、同州では関連が疑われる注入井を一時閉鎖している。

大みそかの31日には、最近同州で起きた中で最も大きいマグニチュード(M)4.0の地震が発生した。震源は同州北部のヤングスタウン(Youngstown)近郊で、米エネルギー大手D&Lエナジー(D&L Energy)が採掘している天然ガス井に近い。

この地域は「ユーティカ頁岩層(ユーティカ・シェール、Utica Shale)」と呼ばれる広大なシェール層にあたり、「水圧破砕法(フラッキング)」という方法による天然ガス掘削が大々的に行われている。オハイオ州の石油・ガス産業は多くをこうした開発に頼っている。

水圧破砕法(フラッキング)とは、化学物質を含む液体を高圧注入して岩石を破砕することでシェール層に割れ目を作り、同時に砂などの支持材も注入して割れ目を確保し、そこから層内の原油やガスを取り出す掘削法だ。同州の推定埋蔵量が最大55億バレルの石油と4250億立方メートル相当の天然ガスを採掘する上で鍵となる技術だと考えられている。

(略)

注入井で使用された液体は地上に戻ってくるが、汚染されているため、別の注入井に廃棄処理される。その排水処理が地震を引き起こしているとの見方もある。



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☆今回の地震と長岡の地下にCO2を圧入したこととの因果関係は?
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/730.html
投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 7 月 19 日



☆新潟地震“人造”だった!? 近くでガス田注水作業 [ZAKZAK]
http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/135.html
投稿者 white 日時 2007 年 7 月 19 日

「両地震の震源からほど近いところあるガス田開発では、“水圧破砕法”といって高圧の水を注入して岩を破砕していた。そのことが2回の地震の引き金になった可能性はある」と指摘するのは、地震学者の島村英紀氏。だが、その破砕の震動が地震を誘発するわけではない。問題は「水」なのである。まず、人造とも言われている「誘発地震」のメカニズムから紹介しよう。

「ダムを建設して水を貯めると、周辺で小さな地震が起き始めることは知られています。地下深くの断層面まで水が浸み込むことで、滑り出しの“潤滑剤”になると考えられています」(東大地震研の加藤照之教授)

ニューディール政策で有名な米フーバーダムでは、1935年に貯水を始めた翌年から地震が増え、40年には過去最大のM5の地震が起きた。アフリカ・ジンバブエとザンビア国境のカリバダムでも貯水が始まってから地震が急増、満水になった63年にM5.8の地震が起きた。このほか、エジプト・アスワンハイダムなど世界各地の巨大ダムで、貯水後に地震が起きているという。貯まった水自体の水圧で地下深くへ浸透していると考えられるが、井戸への高圧注水も同様の効果をもたらすようだ。1960年代、米デンバーの軍需工場で深さ約3600メートルの井戸を掘り廃液を注入したところ、注入量や水圧と地震の発生が連動していることが観測された。

新潟県のケースでは、「南長岡ガス田」の深さ5151メートルの井戸で、01年夏に1カ月にわたって950kg/cm2(指先に約1トン)の水圧破砕作業が行われ、昨年秋にも、別の井戸で再度実施された。ちなみに、今回の震源により近い「東柏崎ガス田」での同作業実績はない。




☆〔「地学雑誌」掲載の論文〕注水に伴う誘発地震の発生特性
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/800.html
投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 7 月 19 日


PDFファイル
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8766726



☆新・地震学セミナーの掲示板から
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/731.html
投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 7 月 19 日

この地震は図に示しますように、液化炭酸ガスを地中に圧入する実験をしてきた長岡市深沢の帝国石油サイトから北西に20km弱に位置します。

この深沢から南東に20km弱の木沢付近が三年前の中越地震の震央であったことを考えると、断層が跳ね上がって地震が起きるという地震の定説には疑問を感じます。

中越地震から約3年経過していますが、3年弱の間に液化ガス圧入による解離層の不安定化現象が解離水素ガスを貯留させて、今回の地震になったという可能性もあるのではないかと思います。

右側の図に示すように、直後から余震が多発しております。地震の原因が「太平洋プレートがユーラシアプレートを押しているために生じる歪が開放されて起きた地震(京大防災研究所川崎教授談:NHK報道)」であるのなら、どうしてこのように大きな地震を契機として歪の開放という地震現象が多発するのか説明が出来ません。

余震は圧力と温度で決まってくる解離層(解離条件)の安定が図られるまでは、終わることがないと思います。

今回の地震が液化炭酸ガス圧入によるものかどうかは分かりませんが、震源も規模も地震の性質も中越地震と同じであるという報道を聞くと、その可能性もあると考えられると思います。



☆地震爆発説の検討(肯定的意見)
http://www.ailab7.com/kousatu.html






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【史料】 「東日本大震災(福島大地震)は人工地震」説を補強するかもしれない国会質問



perspective
https://twitter.com/prspctv/status/58048880293593088
「資料5 最近のCCSに関する国内外の動向 Ⅳ.いわき市における石炭ガス化複合発電実証試験+二酸化炭素地中貯蔵可能性調査」
経産省 産業技術環境局 二酸化炭素回収・貯留研究会
(平成20年度第1回)


議事録:
https://web.archive.org/web/20110323092125/http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004536/gijiroku01.html


配付資料 (注:リンク切れがあるかもしれない。そこは未確認)
https://web.archive.org/web/20160920185131/http://www.meti.go.jp/committee/materials2/data/g81030dj.html




perspective
https://twitter.com/prspctv/status/58047812516057088
並木正芳委員「今回、許可制になるというCO2の回収、貯留技術、CCSと言われるもの…」
衆議院会議録:第166回国会環境委員会第8号(平成19年4月27日(金))議題:海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案

             ↓

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/166/0017/16604270017008a.html


○並木委員 おはようございます。自由民主党の並木正芳です。
(略)


○南川政府参考人
(略)
 たまたまでございます。世界的に実は地震について実験をした例はないわけでございますけれども、たまたま平成十六年、新潟新幹線が脱線する事故があったときでございますけれども、そのときに新潟県長岡市で実験が行われておりました。実験当日でございましたけれども、これがマグニチュード六・八、最大震度七という地震だったわけでございますけれども、そのときにも、そういう影響が実はございませんでした。

 これは、地震があることを想定して実験をやったわけではもちろんないんですけれども、たまたまそこでありまして、日本で一カ所、大きな実験をやったらそこで地震が起きたということでございますけれども、そこでも井戸についての影響はなかったということを確認しております。

(略)


○西野委員長 次に、石川知裕君。

○石川委員 民主党の石川知裕でございます。
(略)
しかしながら、研究自体は進めるべきでありますけれども、この地球温暖化対策として活用するために、今後CCSの技術開発事業化の取り組み、今夕張、また、この間終わりましたが、新潟等で行われていたようでありますが、今後の取り組みについて、どのような場所で、またどれぐらいの規模で行っていくのかを詳しくお話しいただきたいと思います。



○南川政府参考人 まず、国内での取り組みでございます。

 新潟につきましては、たしか一万トン程度でございますけれども、ちょっと済みません、今正確な数字を忘れましたが……(石川委員「一万トンとなっていますよ」と呼ぶ)一万トンですね。一万トンの圧入を終わっております。これにつきましては、以後の観測はしておりますけれども、その埋め立て、圧入自身は終わっておるということでございます。

 それから、夕張につきましては、これ自身は地下約九百メートルの炭層へ二酸化炭素を圧入するということで、そこで固定化とメタン回収についての研究開発が行われておるようでございます。ただ、これ自身は一日当たり約二トンから三トンを貯留ということでございまして、非常に規模が小さいということでございます。

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